こんにちは！
浅賀新平です。
今回は【THE BATTLE GAMES 2018】が完成するまでの
出来事をお話ししようと思います。
少し長くなりますがお付き合いくださいませ！
まずは前編です。
＜はじめに＞
殆どの方が知っていると思いますが
今回の【THE BATTLE GAMES 2018】は
THE BATTLE GAMESシリーズ2作目です。
2年前にリリースした
【THE BATTLE GAMES 2016】が初作です。
このTHE BATTLE GAMESを制作しようと思ったきっかけは
ここ数年、プロスノーボーダーが参加できる
表現の場や大会が減ってしまったので
スノーボード業界に
表現の場や大会を提供してもらうだけではなく
プレイヤー主導で創り上げるものも在るべきだと
思ったからです。
今までプロスノーボーダー達が複数集まり
映像を制作しようとすると
チームムービー的なのに仕上がりますが
そうではなく
それぞれの立場を変えず
別々のプロダクションに所属していても
垣根を越えて出演できるものを創りたいと考えついたのが
【THE BATTLE GAMES】でした。
大会形式のキャラクター設定の作品なら
今まで同じ画面で見ることのなかった
プロスノーボーダー達が
スムースに共演することができるな！と。
シーズンも中盤に差し掛かり、しかも雪も少ない年だったので急いで企画書を作り友達のプロスノーボーダー達に送りまくって、、、
DRAGON TVの龍くんや尾瀬戸倉スノーパークの協力を得て
集まってくれたプロスノーボーダーに
概要を必死に説明して
みんなでたくさん打ち合わせを重ね
2泊2日の強行スケジュールで撮影を終え、、
柳田カメラマンが必死に編集して
【THE BATTLE GAMES 2016】完成！
滑るだけの映像なら細かいデレクションはなくても
当日の動きが見えるんだけど
THE BATTLE GAMESはその他にも
撮影しなくてはいけない映像が多いので
デレクションが相当重要であると感じた初回だった。
映像公開後はそれぞれのキャラクターが浸透して
俺に関して言えば
名前より『杉並の太陽だ！』
って言われる機会のほうが増えた。
出演ライダーからも
キャラをいじられて困るよ。
なんて嬉しい話も聞けた。
THE BATTLE GAMESは１つの作品。
ではあるが1つのメディアだと考えている。
この作品を通して出演者の
人柄や日々の活動を知ってもらい
多くの人に認知、注目してもらうこと。
それが最大の目的である。
＜沈黙の１年間＞
なんで【THE BATTLE GAMES 2017】がないの？
と疑問に思ってる方も多いと思う。
【THE BATTLE GAMES 2016】を完成させるのは
色々と大変だった。
初回でスポンサーもなく、THE DAY JAPANの経費と
実費で制作したので色々としわ寄せが来ていた。
やっぱ新しい企画は時間とお金を相当浪費すると感じた。
そして何よりも最大の強敵だったのが内容だ。
見た方はわかると思うが
簡単に言ってしまえば
構成が単調である。
滑りを見たい人は辛抱なく見れるかもしれないが
エンターテイメント性を求めてる人には
少し後半が辛いと思う。
だから次回作を作るなら
大幅に構成を変え、単調を改善するものを作りたい！
と柳田カメラマンは話していた。
俺もそれに賛成だった。
柳田カメラマンと俺の中で明確な内容が見えたら次回作を作ろうという事になった。
＜児玉カメラマンとの出会い＞
THE BATTLE GAMES 2018を見た方は気がついているだろうか？
撮影、編集のクレジットに柳田カメラマンともう一人記載されている。
カメラマンの児玉駿介だ。
彼とは山と全く関係ない、地元、杉並の飲み屋で知り合った。
普段行かないBARに行った時にたまたま近くの席に座っていたので話をした。
偶然にも同い歳で隣の中野区でミュージックビデオを中心に映像のカメラマンをしているとのことだった。
その日は軽く話して連絡先を交換し帰路についた。
後日、児玉カメラマンから連絡が来た。
「色々動画見させてもらったけど、THE BATTLE GAMESは特によかった！もし、俺も協力できることがあれば！」
偶然なのか？必然なのか？わからなかったが
純粋に嬉しかった。
そこから柳田カメラマン、児玉カメラマン、俺の３人で定期的にミーティングを行い次回作に向けて話が始まった。
構成の見直しやバトルルールの改正。
コアなスノーボーダーからスノーボードをしない人が見ても
最後まで飽きがこない内容はどのようなものか？
今まで２人で内容を考えていたが、３人になった事により
思考の幅も広がった。
そして話し合いを重ね、少しずつ内容が見えてきた。
次回作制作に向けて光が差し込めた。
つづく。
Rider:赤川隼多
https://thedayjapan.com/wttdjlab
